マダニに刺されたら?感染症の症状と人への感染について [病気]
マダニを媒介として感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)で、
現在、マダニに刺されて感染したと思われる人が15人となり、
その内8人が死亡しています。
SFTSウイルスは最近見つかったウイルスではなく、以前から日本に
あった感染症で、それが最近、マダニがSFTSウイルスの媒体になっている
ことが判明したのです。
マダニに刺されたらば、無理矢理にマダニを手で引っ張って
取ろうとしてはいけません。
無理にマダニを取ろうとして引っ張ると、
マダニの口の部分が皮膚内に残り二次感染を引き起こします。
マダニの取り方は、ワセリンをマダニの上に塗って窒息させます。
そうして、マダニを取ってください。
SFTSウイルスの潜伏期間は、6日~2週間と言われ、
SFTSの症状は、発熱、下痢、嘔吐、腹痛、下血、頭痛、筋肉痛、
のどの痛み、咳、意識障害、痙攣、リンパ節腫脹、血小板や白血球の減少
などがあります。
致死率は、約12%で、8人に1人が死亡する計算になります。
現時点では、ワクチンや特効薬はありません。
そのために、予防することが大切です。
1.キャンプ場や登山、農作業中には長袖、長ズボンを着用し肌を露出しないこと
2.草むらなどに直接座らないこと
3.帰宅後衣服などにマダニが付着していないか全身を確認する
4.ペット(犬など)は草むらに入れないようにする
5.ペットは動物病院でダニ予防の薬で対処する
6.感染者の血液、体液による接触感染に気を付ける
以上のことを注意してください。
マダニに刺されたなら、無理やりマダニを取らずにそのまま皮膚科に行き、
そして、もし発熱などの症状が出たならばSFTSを疑ってください。
現時点では、SFTSの特効薬やワクチンはありません。
死亡率も8人1人の割合で亡くなる計算になりますので気を付けてください。
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